お客様の声 株式会社ノード様
ノード(NODE)様の業務内容
−ノード様の業務はどのような内容ですか
藤村:大型商業施設や店舗を中心にプランニングからデザイン、設計施工などを手がけています。ディスプレイ最大手の「乃村工藝社」が親会社です。銀行やユニクロ、ロフトさんなどの多店舗系の設計に強みがあります。
−国内景気はまだまだ回復のきざしが見えませんが、業務への影響はありますか。
藤村:決算状況をみても、ユニクロさんは好調を維持してますが、他にはJR系の駅ビル施設や高速道路のサービスエリアに動きがある程度ですね。百貨店・量販店などの大型案件が確実に減っています。ただ3年ほど前から海外展開も始めまして、売上げも中国市場が25%程度あります。今年はさらに海外比率が増えるんじゃないかと思います。
XOOPSで作られているノード様ホームページ
−御社のサイトはXOOPSで構築されていると伺いました
河野:NODEのサイトをXOOPSに切り替えたのは2年前です。それまでは普通のHTMLで社内スタッフが制作していました。先ほどの話のように海外展開する都合上、サイトも多言語化する必要があり、XOOPSのハッキングの中にUTF-8への対応がありましたから、それなら簡単に対応できると、すぐに切り替えました。
業務で手がけたシステムにもXOOPSを利用
−御社が手がけられた銀行のシステムにもXOOPSを使われているそうですね。
当時はどのような課題があったのでしょうか。
藤村:2001年に、某大手都市銀行の300店舗前後の設計をコンペで獲得しました。合計で1,200フロア数ほどあり、そのすべての図面管理の効率化が課題でした。合併を控えており、合併後は店舗数も増えるし、そうすると内部の資産管理、ファシリティマネージメントですね、店舗図面を有効に使ってその管理をシステムができないかと、それが始まりでした。当社はもともとデザイン設計が専門ですが、百貨店やチェーンストアで図面管理の実績がありましたから、それを銀行さんの要望でもっと進化した図面管理ができないかと求められたのです。
ごく一部の部署でシステムが管理されていたのを他の色々な部署で使うようにしたいと。そのネットワークを作る時にXOOPSを知り、RYUSさんとコラボレーションで対応できないかと協同作業が始まりました。最初は単純な図面、資産管理で始まり、CAD図面データの管理を自動化することで効率化、スピード化のシステムを1年ほどで構築し、現在も運用しています。
オープンソースを試していて、使えそうと思ったのがXOOPS
−XOOPSを選ばれた理由は何でしょうか
河野:RYUSの天野さんには改定を行った06年くらいから参加してもらいました。当初はマックのOS9でファイルメーカーで動かしていたのですが、5年前の銀行のサーバの更改の時にOSをMac OSX Serverに変更し、それによりUNIX上で動く色々なオープンソースが使える条件が整いました。となると信頼性のある、速度の速い開発リソースも世の中に出回っているはずだと探していて、XOOPSが動くとわかったのです。他には日本語が使えるものは少なくて、PHP、JAVAでできるというのはあったのですが、色々と試してみて使えそうだったのがXOOPSでした。
XOOPSを解説した本を読んだことがきっかけ
−RYUSをお知りになられたきっかけは何だったのでしょうか。
河野:まず自分のサイトにXOOPSをインストールして、これは拡張性もあるし使っていけそうだなと手ごたえがあったのですが、当時はXOOPSを解説した本は3冊くらいしかなくて、その1冊がRYUSの天野さんの本でした。他の本にはないハッキングまで詳細に書いてあるし、これは相談しようとメールで連絡とったら、いいですよ、とすぐに返事をいただきました。
それに当時はまだRYUS設立前で、天野さんは新潟の上越市に住んでいて、私もたまたま出身が上越市ですから新潟のやつに悪いのはいないな、と。社長も新潟出身だし
藤村:ボクは新潟でも大都会のほうだからね。
河野:冗談は別にしても、XOOPSに関していえばスパムコメントなどのプロテクターも進化していますし。Cubeに分かれてからはセキュリティー強化など日本の企業ユースのニーズにあった、作り直しをしているのでありがたいと思っています。
システムを使う人に使いやすい形のシステムを
RYUSの取り組み等で評価されていることはありますか。
河野:こちらも限られた予算でやってもらってますから気がひけるのですが、システムの改定などポイントごとにはRYUSさんのスタッフとは別に天野さんに来てもらっているますから安心ですね。少ない予算内で細かく対応してもらってるのでありがたいと思ってます。
銀行内で実際にシステムを使う人は専門知識があるわけではないですから、最初のうちはともかく難しくしないでほしいという要望があったんです。インターネットの検索というと別画面が開いてまた次の画面が出てくるのが多いから、それは困るという話でした。
そこで天野さんにかなりムリいって、図面検索すると画面が遷移しないで画面下部に小さな窓が出て、そこに結果が出るようにしてもらいました。これなら誰でも使えるしわかりやすいと評判になりました。
根岸:私が図面管理のオペレーションを担当していますが、基本的な図面の検索はこうですよと講習するだけでシステムが使いこなせるようにしてほしいと要望をあげました。私も素人ですから、自分が使うんだったらここがこうしたほうがいいなという部分をRYUSさんにフィードバックしました。システムを知らないから言えるんだと思います。でもそれが結果として反映して使い勝手がよくなっていますね。
これからは特化したシステムまで手伝ってもらえると大助かりです
−最後に、RYUSに対してご要望はありますか。
藤村:もっと業務を拡大してほしいですね。河野がやっているような特化したシステムまで手伝ってもらえると大助かりです、XOOPSに限らずとも。
河野:この先特にお願いしたいのは、システムのコアの部分と拡張の部分を整理した形にしていってほしいなと考えています。現在はひとつのモジュールの中に必要なコード機能がすべてはいっていますが、それを分解して整理して、図面整理のコアの部分と拡張の部分を中でモジュール化できるように模索していかないとと考えています。
毎回バージョンアップのたびに新しい機能が追加されるので、根幹の部分まで更新すると不経済ですから、どこかでコアの部分と特別部分を切り離して拡張性という部分で整理できるようにしたいと思ってます。
NODEに発注すればこういったサービスがついてくるという形にしていきたいと。またそうしないと海外での事業展開の比率も高いですから、価格競争にならないシステムの部分で付加価値つけていかないと儲けが出ませんから。