2007年11月27日(火曜日)

XOOPSが普及した理由

カテゴリー: - Ryuji @ 04時00分55秒

先日、開催されたNetCommons勉強会で、何故XOOPSが普及したのか?そしてその理由とNetCommonsの共通項についても主催のtadashiさんがお話されていたので、その内容と私自身が思っていることをミックスして少し紹介したいと思います。

■何故XOOPSは普及したのか?
○理由1.パッケージング
XOOPSの配布パッケージには、サイトを構築するときに欲しいなと思える機能(モジュール)がそろっていました。
ニュース、フォーラム、リンク集、問い合わせなどのモジュールが最初からパッケージになっていたのです。
個人的に特に気に入っていたのが、フォーラムモジュールがパッケージに含まれている点でした。
2002年当時、私が使っていたPostNukeのパッケージにはフォーラムが含まれておらず、フォーラムを使おうとおもうと、自力でモジュールを探す必要があったのです。
その点、XOOPSにはオフィシャルにサポートされているフォーラムがあるというのが魅力的でした。

○理由2.日本語対応
英語圏で開発されたシステムを使う際に、自分一人が使うのなら英語のままでもガマンして使うことも可能です。
しかし、ホームページのように、他の人に使ってもらうシステムでは、英語メッセージのままでは使いにくいので、日本語化する必要がでてきます。

この点もPostNukeでは、オフィシャルなパッケージには日本語ファイルが含まれておらず、別途日本語ファイルを別サイトからダウンロードしてインストールする必要がありました。

一方XOOPSは、パッケージに日本語ファイルも含まれた状態でした。また、別途公開されている非日本語圏のモジュールも、積極的に日本語化をすすめているサイトがあり、システムメッセージの日本語化作業はほとんど行わずに済みました。

システムから送信されるメールも他の英語圏のシステムに比べると文字化けが少なく、使ってみようという気にさせる質でした。

○理由3.日本語情報の多さ。
私がPostNukeからXOOPSへの乗り換えを決めたのは、XOOPSの方が圧倒的に日本語情報が多いという点でした。
また、国内に利用ユーザが多く、情報交換が活発だったというのも大きな乗り換え理由になりました。

PostNukeを使っているうちに、PHPの読み書きが多少できるようになってきて、バグを自力で修正したり、ちょっとした改造もできるようにはなってきたのですが、それを英語でフィードバックすることが私にはできませんでした。
そのため、新しいバージョンがリリースされるたびに、また同じバグ修正をしたり、改造を適用したりしていました。これ、積み重なるとかなり手間です。
その点、XOOPSなら日本語でバグとその修正方法を報告できる。また、開発方向がどうなっているのか、日本語で開発者とやりとりもできる。この点は非常に魅力的でした。

以上3点が、XOOPSの普及した大きな理由だろうと私は思っています。

これを読んで、「おや?」と思われた方もいると思います。「技術的な優位性はなかったのか?」「モジュールが作りやすい構造になってたからじゃないのか?」そう思われる方もいると思います。そのような理由よりも上記3点の方が普及理由としては大きかったんじゃないかと私は思います。

# もちろん理由4以降もあげると、Smartyの採用(テンプレートの分離)とか、PostNukeより動作が軽快だったかもありますが。。

さて、これを元にXOOPS CubeとNetCommonsがどの程度普及要因を満たしているか検討してみようと思うのですが、長くなってしまったので次回(木曜日)に掲載します。


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