2007年4月9日(月曜日)

全タスク完了までの必要時間をマス目で数える

カテゴリー: - Ryuji @ 17時36分32秒

今日は、以前やってみた見える化の紹介です。

そのときは、どうにももう納品を先にずらすことができないという状況で、いくつものタスクを完了させなければいけないという状況でした。

このとき、納品日までに本当に全てのタスクを終了させることができるのか?
そのためには、日々どこまでやったら、休んでも大丈夫なのか?
といったことが、把握できず、不安感でいっぱいになってしまってました。

そこで、まず各タスクの完了までにどのくらいの時間が必要なのかを、改めて見積もってみました。
このとき、できるだけ見積もりを正確にするため、2 時間以上かかりそうだと思ったタスクは必ず細分化して、細分化したサブタスクについて時間見積もりをしました。

タスク A-1 0.5 時間
タスク A-2 1 時間
タスク A-3 1 時間
タスク B 1 時間
タスク C 1.5 時間

という感じのリストができました。
これでトータルで何時間かかるかが判明し、1日あたり何時間分のタスクを終わらせれば良いかがわかります。

仮に全タスクの合計が 50 時間。残日数が 4日なら、

 50 時間 ÷ 4日 = 12.5 時間/日

見積もりベースで、12.5 時間分のタスクを作業していけば、4日で全て完了する計算です。

これでタスクを処理するたびに、タスクリストのタスクを未完了から完了にしても良いのですが、タスク完了のたびに残タスク見積もり時間を計算して「あと 27 時間分だなぁ」とやるのも気が重いものです。

そこで、見やすいように見積合計時間分のマスを書いてみました。

合計が 50 時間なら、50 マスです。1 行を 1日分として下記のようにマスを用意しました。

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そして、タスクが終了するたびに、見積もった時間(実際にかかった時間ではありません)分だけマスを塗りつぶします。
たとえば 1 時間分のタスクが終わったら、次のようになります。
■□□□□□□□□□□□□
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□□□□□□□□□□□□□
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最初はまだ塗りつぶされていないマスだらけで圧倒されてしまいますが、1日の終盤になると
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□□□□□□□□□□□□□
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となっていて、「よし、もう 10 時間分は完了した!後 3 時間分でおわる!!」と、終わりが見えてきてがんばれます。
それと同時に、この調子で進めていけば納品日までに確実に間に合うという「実感」をもてます。
# 余談ですが、この「実感」というのがストレスを減らす上で一番大事なのかなぁと思ってます。

さて、この記事を書きながら似たようなやり方が他にもあることを思い出しました。
当時は知らなかったのですが、バーンダウンチャートという進捗管理方法があります。
バーンダウンチャートには時間軸もあるので、この調子だと終わるのか?終わらないのか?というのも把握できて良さそうです。

第12回 バーンダウン・チャートで「終わるかどうか」を見える化する:ITpro
第13回 バーンダウン・チャートによるプロジェクト管理の進め方:ITpro


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