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VirtualBoxを試してみました

 : 技術全般 2009/6/14 21:34

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外の蒸し暑さと、建物内の冷房の差で風邪を引かないように四苦八苦しているgusagiです
この週末にVirtualBoxを試してみたので、今日はそれについて書こうと思います。

VirtualBoxとは、正式にはSun xVM VirtualBoxといい、サン・マイクロシステムズが公開している仮想化アプリケーションで、個人・教育・評価目的であれば無償で使用出来ます。
特徴としては、スナップショットなどの機能を備えつつ無償で利用出来ること、対応ゲストOSが多く存在すること、起動などの速度が他の仮想化アプリケーションに比べて速いことなどがあるようです。
また、機能面での大きな特徴としては、「シームレスモード」が存在することが挙げられます。

私はプライベートのメイン環境をVMWare上に構築しているのですが、最近起動の際にかかる重さが気になっていたところに、金曜日の社内発表会でVirtualBoxに関するhaltのプレゼンを聞いて、試して見る気になりました
ということで、この週末にVirtualBoxをインストールして、メイン環境として利用出来るか試してみました。
ベンチマークなどについては、多くの方が既にブログなどで書かれているので、今回は「メイン環境として利用できるか」を中心に、体感速度などを重視してみました。
結論から言うと、自分の利用の仕方であれば、VMWareの方が適しているようでした。
起動時間やディスクIOは、やはりVirtualBoxの方が圧倒的に早いこともあり、かなり期待していたのですが

メイン環境として利用することが厳しいと思った点は、2点でした。
1点目は、割り振れるCPU数が1つであること。
これにより、仮想環境上で重たい処理を行う場合にCPU使用率が100%の状態となってしまい、通常時の快適さとは一転してしまいました。
そして、もう1点は動画再生の際にややカクカクしてしまうことでした。
極端にコマ落ちしたりといったことはなかったのですが、CPU数の影響かVMWareに比べると所々で映像が一瞬止まったりといったことがありました。(そもそも、仮想環境上で動画を見るのはどうなのか、という話ですが・・・

ということで、結局プライベートのメイン環境は当面VMWareになりそうなのですが、開発環境として考えた場合は非常に使えそうな印象を覚えました。
起動速度やディスクIOなど、VMWareに対してアドバンテージを持つ部分が多く存在するので、用途をキチンと決めているのであれば、VirtualBoxは非常に優れたアプリケーションだと思います。
特に、「Windows7を試してみたい」などという要件であれば、一度試してみると良いと思います

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