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64bitのすすめ

 : ツール 2009/2/17 12:52

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satoです。
先日、自宅のPCを総入れ替えしたのですが、その際にWindows Vistaのx64(64bit)版を導入しました。
日本での普及率はまだまだ低いx64Windowsなのですが、ソニーのVAIOの次期モデルでは全面的にx64版を採用するなど、着々と普及が始まっています。
しかし未だにWindowsXP(32bit)以外使いたくないという偏見が広まっています。

現状では「Vistaでしか動かないキラーアプリ」的なものが存在しないので、それなら面倒なUACを使うより全部動くXPを使う、というのは正しいのですが、サポートの問題などもありますので、今からXPを購入するというのは控えるべきだと思います。
また、64bitが普及しないと、メモリ空間の限界等の問題で、ハードウェアを有効利用できないという問題があります。

というところまではx64を使おうとしている方ならご存じだとは思うのですが、実際「ドライバがないよね」「あのソフトは動くのかな…」という点で避けている部分は大きいと思います。
しかし探してみると、64bitドライバは思っているより多いことがわかります。ソフトも64bit版が出ていなくても普通に動くことが多いです。

というわけでx64導入の注意点を洗い出してみようと思います。

・TVチューナー/キャプチャー系はほぼ買い換えが必要
これはx64というよりVistaの問題でもあるのですが、VistaではTVチューナーの動作が厳しくなっております。
また、公式にサポートされているものでも、ほとんどのものはTVチューナーを起動するとAeroが無効になります。

・古いものは買い換える
使えるからと言って古いものを無理に使おうとせず、同種の新しいものがあればそちらを使ったほうがいいです。
ほとんどのデバイスは、新しいものであれば正常に動作します。有名メーカーのものであれば64bitドライバが大体用意されています。

・管理者権限に注意する
これもVista自体の問題ですが、VistaはUACが搭載されているため、権限を無視してファイルアクセスするフリーソフト等は動作しないことが多いです。
この場合は、exeファイルのショートカットを作成し(既にあればそのまま)、そのショートカットファイルのプロパティで、「詳細設定」で「管理者として実行」にチェックを入れておけば、毎回管理者権限で実行されます。
管理者確認のダイアログが毎回出るのが鬱陶しい場合は、Norton UAC Toolを使用することで、アプリケーション毎に2回目の警告を無効化することができます。UACを根本的に切るのは避けましょう。

x64版Vistaは、32bitプロセスと64bitプロセスが混在できるようになっているため、32bitアプリでもほとんどの場合で正常に動作するようになっております。
挙動が若干おかしい、程度ならいくつかありましたが、全く動作しないというのは今のところゲーム以外では遭遇していません。
挙動がおかしいものとしては、例えば以前紹介したLaunchyでは、たまにキー入力が効かなくなることがあります。(32bitVistaでは正常動作)

ちなみに速度に関してもよくVistaは遅いと言われますが、SuperFetchやAeroの3Dアクセラレーションにより、Vista対応スペックを十分に満たしているPCであればXPより快適になるケースも少なくありません。
低スペックPCで使うということでなければ安易に無効化しないほうがいいです。(ただしバッテリー消費を減らしたいとかの理由であれば別)

もちろん、高速と言われているWindows 7まで待つのもいいと思います。

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ところで、先日から、XOOPS CubeでYiiを使うモジュールをこっそり公開しております。
サポートはできませんが、興味のある方は使ってみてください。

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