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SaaSなどのクラウドサービスと比較したときのXOOPS Cubeの様なオープンソースのメリットとは?

Ryuji : XOOPS » 総合的な情報 2010/6/3 17:44

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先週水曜に「タダでも出来るIT業務効率化」というタイトルで2時間ほどセミナーをやらせていただきました。ご参加いただいた皆様おつかれさまでした。

このセミナーでは、タダで使えるITツール、サービスとしてEvernote、Dropbox、GoogleAppsなどのクラウドサービスと、RYUSの得意としているXOOPS Cubeをあわせて紹介させていただきました。

手軽に無料や安価で使えるSaaS等のクラウドサービスがたくさん出てきた今、設置に手間のかかるXOOPS Cubeなどのオープンソースのシステムを導入するメリットとは何なのか?
今回のセミナー開催にあたり、この点を改めて考えてみました。

■オープンソースなら、業者に縛られない
無料や安く利用できるクラウドサービスがたくさんでてきていますが、どれも

 そのサービスを利用する=サービス利用業者に固定される

ことになります。
同じコトは、これまでのシステム開発でもよく見られることでした。

どこかの開発会社に依頼して開発してもらったシステムや提供してもらったシステムが気に入っていても、その会社の対応や保守メンテの価格面で気に入らないということはありえます。
ところが、ソースコードが開示されていないと、他の業者に乗り換えたくても、他の会社では全くメンテできないので、乗り換えることが出来ません。

それに対して、ソースコードが開示されている(オープンソース)と、業者の乗り換えに多少コストはかかりますが、他の会社でもメンテ可能なので、特定の業者に縛られると言うことがありません。

SaaSなどのクラウドサービスを利用した場合、そのサービス提供業者に縛られるという点はこれまでのパッケージ利用等とかわりません。

少人数で利用している内は、いざ別のサービスに乗り換えるときに、大変ですが打撃は少ないと思いますが、多人数で利用していると乗り換えコストも膨大になりそうです。

■オープンソースならカスタマイズ限界がない
オープンソースのもうひとつの特徴としては、プログラムをかきかえてしまえば、ほとんど無限にカスタマイズできるという点があります(もちろん費用がかかるので、費用面の限界が先にきます)
これがSaaS等のクラウドサービスだと、いくらカスタマイズできると言われていても、限界があります。

■オープンソースなら社内サーバに設置することもできる
最近では、クラウドサービスとして提供しつつ、サーバインストール型のライセンスも別途提供するというものもありますが、大抵のクラウドサービスは自前で用意したサーバに設置することができません。

 「大事なデータは、どうしても社内に置きたい」

このようなニーズにこたえつつライセンス費用無しで使えるのもオープンソースの特徴だと思います。

とはいえ、少人数ですぐさまサクッと使いたいというときには、クラウドサービスも非常に便利だと思っています。

クラウドサービスもオープンソースも適材適所、用途にあわせてうまく使い分けていきたいですね。

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